(1)ツメレンゲ1
爪蓮華(ツメレンゲ)・・・本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地の岩場などに生え、海外では、朝鮮半島、中国にも分布するベンケイソウ科イワレンゲ属(オロスタキス属)の多年草です。 和名の由来は、葉が蓮の花のように輪生し、葉の先が尖って獣の爪のようだというところからきています!草丈は10cm~30cmくらいで、根際から生える葉には夏葉と冬葉があり、夏葉は披針形(笹の葉のような形)で、先が針状となり、冬葉は1センチ以下と小さい♪
(2)(3)(4)ツメレンゲ2,3,4
開花時期は10月から11月で、茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を立て、白い小さな花をたくさんつけ、花弁は5枚、雄しべは10本、雌しべは5本です。 裂開する前の葯(雄しべの花粉を入れる袋)が濃い赤色で目立ちます♪
(5)ツワブキとキゴシハナアブ1
石蕗(ユワブキ)・・・ 丈夫な植物で、比較的どこでも見られるキク科ツワブキ属の耐寒性常緑性多年草です。葉は「フキ(蕗)」 の葉に似ており、葉の上面には艶のあり葉に斑入の品種もあります。! 秋~冬にかけて長い茎に野性的な黄色い「キク(菊)」に似た花を咲かせ、花後にタンポポのような綿毛が出来ます♪
黄腰花虻(キゴシハナアブ)・・・斑模様をした黄色い複眼が特徴的なハナアブ。複眼は黄色で、まばらに暗赤色の点があり、胸部は中央に3本、側縁に1本の黄色い縦筋が見られ、胸部・腹部ともに強い光沢があります。 複眼が大きくて左右が接している方が♂で、少し離れているのが♀です!(写真の黄腰花虻(キゴシハナアブ)は♀のようです♪
(6)ツワブキとホソヒラタアブアブ1
茎や根に薬効があると言われ、民間療法では腫れ物や出来物、湿疹、打撲傷、下痢等に使われます。
細平田虻(ホソヒラタアブ)・・・北海道、本州、四国、九州と沖縄以外の国内の広い地域に分布しています。腹の部分がかなり細くなっているヒラタアブで、産卵は植物の葉の上で行い、産まれた幼虫がアブラムシを食べる事で知られている昆虫です。特徴としては全体の色は薄い黄褐色をしており、胸の部分の背中側には銅色の美しい光沢が見られます。腹の部分の各節には特徴的な2本の黒い帯が見られ、地の色は黄色となっています。また、6本の足も全て黄色です。 飛翔の名手としても知られ、空中で静止するホバリングが得意である事から、交尾も空中でホバリングしながら行います♪
(7)マユミ1
真弓(マユミ)・・・北海道から九州にかけて分布し、丘陵や山地の林の中に生え、海外では、朝鮮半島、サハリンにも分布するニシキギ科ニシキギ属の落葉低木です。 樹高は3m~5mくらいで、葉は楕円形、葉の先は尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)があります!
(8)(9)(10)マユミ2,3,4
開花時期は5月から6月で、緑白色をした花径1cmくらいの小さな4弁花をつけ、花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、淡い紅色に熟すと4つに裂けます♪ 和名の由来は、弓を作るのに用いたことからきていて、材はこけしや将棋の駒をつくるのに用いられています。 真弓(マユミ)の花はこちら ⇒ ☞「①」
(11)ホオズキ1
鬼灯・酸漿(ホオズキ)・・・ナス科ホオズキ属の多年草で「カガチ」、「ヌカズチ」ともいい、原産地は東南アジアです。日本の仏教習俗であるお盆ではがくに包まれたホオズキの果実を死者の霊を導く提灯に見立て枝付きで精霊棚に飾ります。 花の見頃が6月から8月で、実の見頃は9月ごろまでとなっています♪ 鬼灯・酸漿(ホオズキ)の花はこちら ⇒ ☞「①」
(12)(13)紅葉1,2
D3s+F-S MICRO 105mm f/2.8G ED VR 2018.11.02 撮影 於:埼玉 川口 興善院