(1)アレチヌスビトハギ1
荒れ地盗人萩(アレチヌスビトハギ)・・・北米原産の帰化植物で、草高さ1m程になるマメ科ヌスビトハギ属の多年草です。路傍や造成地などの荒れ地に生育し、次第に増えているように思います♪
(2)(3)(4)アレチヌスビトハギ2,3,4
葉は3小葉からなり、葉の両面には硬くて短い毛が多く、茎や花軸にも毛が多く、全体的に毛が目立つ植物です! 葉の形は個体差が大きく、葉脈は葉の端までは達しません!
(5)アレチヌスビトハギ5
9月頃から長さ6~9mmの美しい紫色の花を咲かせます♪ 花は、👉「盗人萩(ヌスビトハギ)」の花よりずっと大きく小粒の大豆ほどもあり、事実、ヌスビトハギよりも見栄えがしますね♪ 花は夕方に はしぼんで赤くなります!
果実は扁平で、👉3~6に分かれ、間には節があります! 👉「盗人萩(ヌスビトハギ)」の果実は人の足跡のように2つに分かれています♪
(6)キツネノマゴ1
狐の孫(キツネノマゴ)・・・本州から沖縄にかけて分布し、野原や道端などに生えるキツネノマゴ科キツネノマゴ属の一年草です。草丈は10cm~40cmくらいで、茎は根元の部分が地を這い、よく枝分かれをし、葉は長めの楕円形です! 開花時期は8月から10月で、茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅紫色の唇形をした花をつけ、花の真ん中には白い星形の模様が入っています♪
(7)(8)シュウカイドウ1,2
秋海棠(シュウカイドウ)・・・原産地は中国で、中国名も「秋海棠(qiuhaitang)」と言い、日本へは江戸時代の初期に観賞用として渡来したシュウカイドウ科シュウカイドウ属(ベゴニア属)の多年草です。 逸出したものが野生化し、関東以西に帰化分布し、草丈は40cmくらいで、葉はゆがんだハート形です♪ 開花時期は7月から10月で、淡いピンクの長い花が下向きに咲き、雄と雌が同じ株で、茎の上に雄花があり下部に雌花がつきます♪
(9)タマスダレ1
玉簾(タマスダレ)・・・原産地はペルーで、日本へは明治時代の初期に渡来し、現在では、各地に点在して野生化しているヒガンバナ科タマスダレ属(ゼフィランテス属)の多年草です。草丈は15cm~30cmくらいで、根際から生える葉は線形です! 開花時期は8月から10月くらいで、茎先に直径3cmくらいの白い花を咲かせ、花被片は6枚です♪ 葉の濃い緑色と花被片の白、それに雄しべの黄色の配色が美しいですね!
(10)(11)ノシラン1,2
熨斗蘭(ノシラン)・・・本州の房総半島から沖縄にかけて分布し、海岸付近のやや湿った林の中などに生え、海外では、韓国の済州島にも分布しているユリ科(スズラン科)ジャノヒゲ属の多年草です。 草丈は30cm~50cmくらい、葉は厚く艶のある線形で、先は垂れ下がります。開花時期は7月から9月で、総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)をなし、白ないし薄紫色の小花をつけます♪ 和名の由来は、茎も葉も火熨斗(ひのし)で伸ばしたように平べったいことからきていて、「火熨斗(ひのし)」とは昔のアイロンのこと!
(12)リコリス1
おまえの名は?
「アマリリス」かと思いましたが、開花時期が違います!
「アマクリナム」だ!思いました♪ でも、葉っぱがないのです!
開花時に葉がないとすると・・・彼岸花や夏水仙(ナツズイセン)等と同じ「リコリス」の仲間でしょうか?
(13)(14)リコリス2,3
でもな~・・・この花だけ見ると、完全に「アマクリナム」のようですが・・・
D3s+AF-S MICRO 105mm f/2.8G ED VR 2018.09.16 撮影 於:埼玉 川口 興善院