リコリス・スプレンゲリー、(夏水仙)、狐の剃刀

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リコリス・スプレンゲリー1
(1)リコリス・スプレンゲリー1

リコリスは、ヒガンバナ科ヒガンバナ属の総称。

真っ赤な花火のような花は「彼岸花(曼珠沙華)」、夏の里山のふもとなどで、薄いピンク色をしたヒガンバナに良く似た形の花を見つけたら、「夏水仙(ナツズイセン)」。夏の終わりの雑木林などで、橙色の花を咲かせるのは狐の「剃刀(キツネノカミソリ)」。 いずれも昔から雑草の中に自生していた花ですが、みんな総称して「リコリス」です♪
ルーツは大陸より渡来したものを人の手によって植えられたようです。それにしても、相当古い時代のことと思われますから、いつの時代にどんな人の手が、この不思議なお花を植えたのでしょうか。想像を膨らませるのは楽しいことです♪

リコリス・スプレンゲリー2
(2)リコリス・スプレンゲリー2

リコリス・スプレンゲリー・・・後から紹介する、ピンクの「夏水仙(ナツズイセン)」そっくりで、園芸種です。最近はピンク一色の夏水仙より数を増しているように思えるのは私だけでしょうか!

リコリス・スプレンゲリー3 リコリス・スプレンゲリー4
(3)(4)リコリス・スプレンゲリー3,4

別名は「紫狐の剃刀(ムラサキキツネノカミソリ)」で、紫桃色の中輪花は青みを帯びた花色が魅力的なヒガンバナ科・リコリス(ヒガンバナ)属の球根植物です。
本来のスプリンゲリーはピンクの花びらの先端が淡いブルーに染まり、幻想的な美しさを醸し出しますが、ヒガンバナ属の植物は種間での交配が容易であるため、人為交配種が400あまりも作出され、判別も容易ではないようですので、この花も「リコリス・スプリンゲリー」とします!もっとも、大雑把に「夏水仙(ナツズイセン)」でもいいと思います♪

リコリス・スプレンゲリー5
(5)リコリス・スプレンゲリー5

彼岸花(曼珠沙華)よりも花期は早く、夏の終わりから咲きだします♪ このアップのリコリス・スプリンゲリーは花は花弁6枚でやや幅広であまり反りません。内花被片3枚と外花被片3枚の差はほとんどなく、中央部分はピンクで先へ行くほど青が出るます。おしべは6本で花糸は白で薄い青が混じり、葯は黄色!めしべは1本で花柱は薄い青紫、柱頭は薄い褐色です!

リコリス・スプレンゲリー6 リコリス・スプレンゲリー7 リコリス・スプレンゲリー8
(6)(7)(8)リコリス・スプレンゲリー6,7,8

漏斗状の花は、彼岸花(曼珠沙華)のように花弁が反り返ったり、おしべが長く突き出すことはありませんが、ピンクから青紫への花弁のグラデーションが美しいと思います♪

リコリス・スプレンゲリー9
(9)リコリス・スプレンゲリー9

属名の「リコリス(Lycoris)」は、ギリシャ神話の海の精霊「リュコリアス(Lycorias)」に由来するといわれます。英名は「spider lily(スパイダー リリー)」。他にも「hurricane lily(ハリケーン リリー)、cluster amaryllis(クラスター アマリリス)、magic lily(マジック リリー)」などとも呼ばれます。また、また有毒植物のせいもあり、昔から不吉であるとされ、忌み嫌われ「厄病花、幽霊花、地獄花、死人花、剃刀花、捨子花」との異名が数多くあります♪

では、「夏水仙(ナツズイセン)」って?今年はまだ会ってませんので、昨年のを紹介いたします♪
ナツズイセン1 ナツズイセン2 ナツズイセン3
(10)(11)(12)ナツズイセン1,2,3  2013.08.02 撮影

何度かアップした「狐の剃刀(キツネノカミソリ)」もリコリスです♪
その「狐の剃刀」がまだ咲いていました♪ こんなに遅く、夏水仙と同じ時期に咲いていたとは珍しいです!
キツネノカミソリ1 キツネノカミソリ2
(13)(14)キツネノカミソリ1,2

「狐の剃刀(キツネノカミソリ)」もリコリスですので、「リコリス・サンギネア」というが学名で呼ばれることもあります♪

次回は、早々ともう咲いていた「彼岸花(曼珠沙華)」、「白花彼岸花」、「黄色彼岸花」のアップです♪


D3s+AF-S MICRO 105mm f/2.8G ED VR                                                        2014.08.21 撮影
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