
(1)お地蔵様56D1
お地蔵さまの正式な名前は「地蔵菩薩」。「菩薩」の名前からも察せられるように、数ある菩薩の中の一つに数えられ、お釈迦さまが入滅し、次の新たな釈迦如来が誕生するその時までの世の中を救う存在が地蔵菩薩であるとされている。つまり、重要なピンチヒッターなんです! 仏像の世界ではちゃんとした管理職になるえらい仏様なんですよ♪
お釈迦様が入滅(亡くなる)して、人の世界に如来がいなくなり、その後、56億7千万年後の悟りを開き如来になれるのが、弥勒菩薩なんです♪ その弥勒菩薩が悟りを開くまで、人を救ってくださる役割を担うのが地蔵菩薩なんです!
仏像は大きく分けると4種類(上から如来、菩薩、明王、天部)あり、「如来」とは修行を行い、悟りを開いた人のことを意味し、悟りを開いた後の、お釈迦様の姿をしています。また、「菩薩」とはこれから悟りを得る者を意味し、インドのシャカ族の王子だったころのお釈迦様の姿をあらわしています。 「明王」とは、人々を叱りつけてでもさとす者を意味し、少し怖い顔をしていますね! 「天部」とは古来インドの神々が仏教の世界に宗旨替えをし、仏教を守る役目を持った神々のことを言います。
如来の仏像の種類・・・釈迦如来、薬師如来、阿弥陀如来、毘盧遮那如来、大日如来
菩薩の仏像の種類・・・聖観音、十一面観音、千手観音、如意輪観音、准胝観音、馬頭観音、文殊菩薩、普賢菩薩、勢至菩薩、地蔵菩薩、弥勒菩薩菩薩
明王の仏像の種類・・・不動明王、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王、愛染明王
天部の仏像の種類・・・梵天、帝釈天、吉祥天、弁財天、持国天、広目天、増長天、多聞天、金剛力士・・・阿修羅、迦楼羅 等


(2)(3)お地蔵様56D2,56D3
大役を担う地蔵菩薩は弱い立場の者から救うと考えられていることから、幼くして亡くなった子供や水子(流産などで産まれる前に亡くなってしまった子供)など、子供と縁の深い仏様とされているのです。
江戸時代に入ると賽の河原の物語が流行し始め、賽の河原の物語とは、幼くして亡くなった子供が徳を積むために賽の河原(三途の川の岸辺)で石を積み上げる。しかし、そこに鬼がやってきて折角積み上げた石を崩してしまう。そこに地蔵菩薩がやってきて子供たちを冥界へと導いて行く。そんなお話が江戸庶民の間に流行し、「地蔵菩薩=子供の仏」というイメージが付いたのです。
赤い頭巾に前掛けという装いは正に子供の格好そのままですね!

(4)お地蔵様56D4
「赤」という色自体にも意味があります。「赤」という色には魔除けの意味合いが含まれており、魔に対することが出来るとされています。 赤い前掛けを付けているお地蔵様はお地蔵様の中でも子供を守ってほしいという願いが込められていると言えるでしょう!
路傍のお地蔵様にあなたも無心に手を合わせてみてはいかがでしょうか。


(5)(6)ノアザミとイチモンジセセリ56D1,56D2
野薊(ノアザミ)・・・日本固有種で、本州から九州にかけて分布し、山野に生えるキク科アザミ属の多年草です。 開花時期は5月から8月で、茎の先に頭花を上向きにつけ、筒状花をたくさん咲かせます。 花の下にある総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)が球形で、ねばねばするのが特徴です♪

(7)ノカンゾウ56D1
野萓草(ノカンゾウ)・・・本州から沖縄にかけて分布し、雑木林の縁や野原に生え、海外では、中国にも分布するユリ科(ススキノキ科)ワスレグサ属の多年草です。 草丈は50cm~70cmくらいで、葉は根際から生え、細長い線形で弓状に曲がって垂れます! 開花時期は6月から8月で、太くて強い茎を出し、下から順番に2つに分かれた先に花をつけていきます。 花の形は百合(ユリ)に似ていて、橙色です! 花びら(花被片)は6枚で、花びらの真ん中に黄白色の筋が入り、花は一日花で、朝開き夕方には萎みます。 近縁種の 👉「藪萓草(ヤブカンゾウ)」は八重咲きですが、よく似ていて花が咲くまでは区別がつきません 汗)


(8)(9)境内の鳥たち56D1,56D2
ここ雨引観音楽法寺では実に沢山の鳥さんたちに会えます♪


(10)(11)境内の鳥たち56D3,56D4


(12)(13)境内の鳥たち56D5,56D6


(14)(15)境内の鳥たち56D7,56D8

(16)境内の鳥たち56D9
孔雀も境内に放し飼いにされています♪ 境内の林の中で出会うこともしばしばなんです♪


(17)(18)境内の鳥たち56D10,56D11

(19)境内の鳥たち56D12
羽を広げた孔雀の滅多に見れない「オシリ」をアップしてみました 笑)
D5600+TAMRON AF28-300mm F3.5-6.3 XR Di LD MACRO VC 2019.06.25 撮影 於:茨城 桜川 雨引観音楽法寺