


(1)(2)(3)トキワツユクサ1,2,3
常磐露草(トキワツユクサ)・・・原産地は南アメリカで、日本へは昭和初期に園芸植物として渡来しましたが、現在では野生化しているツユクサ科ムラサキツユクサ属の多年草です。名前のように常緑で、茎は横に這い1m位に伸び、節から根を出します♪
開花時期は5月から8月で、三角形の小さな白い花を咲かせます♪雄しべは6本あり、毛が生えています。別名は「野博多唐草(ノハカタカラクサ)」で、露草(ツユクサ)や紫露草(ムラサキツユクサ)と同じ仲間です♪ひっそりと目立たず、日陰に咲く大好きな露草です♪


(4)(5)ツルニチニチソウ1,2
蔓日日草(ツルニチニチソウ)・・・原産地は地中海沿岸地方で、日本へは明治時代に観賞用として渡来し、現在では、北海道から沖縄にかけて逸出したものが野生化しているキョウチクトウ科ツルニチニチソウ属の多年草です。草丈は10cm~60cm位で、蔓性で地面を這って伸びます♪葉の質は肉厚で艶があり、開花期は4月から7月で、茎の先につける5弁花は、プロペラのようです♪5枚の花びらは根元でくっついているので、正しくは合弁花なんです♪花の色は白いものや薄い紫やブルーが入っているものなどがあります。



(6)(7)ソケイL1,L2
(8)ドイツスズラン L1
素馨(ソケイ)・・・ジャスミン 、羽衣ジャスミンとも呼ばれ、原産地がインドのモクセイ科そけい属の蔓性常緑樹です。4~5月に花径3cm程度の白い花をつけます♪
ドイツ鈴蘭(ドイツスズラン)・・・原産地はヨーロッパで、日本に自生する在来種の鈴蘭(スズラン)と比べて耐暑性があり、大形で香りも強く、花が葉の陰に隠れないなどの利点があるようです♪草丈は20cm~3.0cmで、開花時期は5月から6月です。葉の脇から花茎を立て、十数個の白い鐘形の花を総状につけ、花の長さは10mmくらい、花径は10mmから15mm位で、短い柄があります。花被片はつけ根の部分で合着し、雄しべが6本、雌しべが1本です。

(9)シャクヤクL1
芍薬 (シャクヤク)・・・ボタンと同属の植物ですが、ボタンは「木」であるのに対してシャクヤクは冬になると地上部の茎葉が枯れて根の状態で休眠する「草(多年草)」です♪牡丹が「花王」と呼ばれるのに対し、芍薬は花の宰相、「花相」と呼ばれます♪


(10)(11)シャクヤクL2、L3
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は…」と、美人の形容に使われる牡丹と芍薬の花! 区別が難しいのも事実ですね!
木と草の違いでは、イマイチはっきりしませんね♪ 大きな違いは葉っぱです♪ 小葉の切れこみがあるのが「牡丹」、無いのが「芍薬」なんです♪
D3s+AF-S MICRO 105mm f/2.8G ED VR+ N-AFD 2x TELEPLUS PRO 300 LUMIX DMC-G3+14-42mm
2014.05.09 撮影 於:新宿御苑