枝垂れ桜、匂い桜、山桜、リラ、菊桃、水仙とバッタ、チューリップ、利久梅、ネモフィラ、ホスマリエンセ、マーガレット、リビングストンデージー

突然ですが　健康上の理由から　暫くの間　更新・ご訪問が出来ません。

ご迷惑をおかけいたします。


今日はノーコメントでのアップです！

(1)(2)(3)シダレザクラ1,2,3


(4)シダレザクラ4


(5)(6)ニオイザクラ1,2


(7)ニオイザクラ2-1


(8)(9)ニオイザクラ3,3-1


(10)ニオイザクラ4


(11)(12)ヤマザクラ1,2


(13)(14)(15)(16)リラ1,2,3,4

暫しのご無沙汰となってしまいますので、もう少しアップさせて下さい♪


(17)(18)キクモモ1,2


(19)(20)(21)キクモモ3,4,5


(22)(23)スイセンとバッタ1,2 (24)(25)(26)チューリップ1,2,4


(24)(25)(26)(27)(28)リキュウバイ1,2,3,4,5


(29)(30)ネモフィラ1,2 (31)ホスマリエンセ1 (32)マーガレット


(33)(34)(35)リビングストンデージー1,2,3

(36)(37)リビングストンデージー4,5


I will see you again


D3s+AF-S MICRO 105mm f/2.8G ED VR,AF-S 24-70mm f/2.8G ED,AF-S 70-200mm f/2.8G ED VRⅡ+N-AFD 2x TELEPLUS PRO 300 DG
2013.04.13 撮影　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　於：清水公園

赤花常盤万作、木通 、アルメリア、苧環、要黐、出猩々

(1)(2)アカバナトキワマンサク1

赤花常盤万作（アカバナトキワマンサク）･･･マンサク科トキワマンサク属。紅花常盤万作（満作）とも言われます。春にビニールに似た光沢のある鮮紅色をした細紐のような花を咲かせる耐寒性常緑中高木です。
先日紹介した「白花万作」と併せて、定番の黄色、赤、オレンジ･･･といろんな色が楽しめますね!


(3)アケビ1

木通・通草（アケビ）･･･木通（あけび）科アケビ属。あけびはつる性の植物で、紫色の実を付け、木の実は熟するとパカっと口を開けたように割れます。あけびは、割れた紫色の果実の中の白い部分を食べます。この白い部分が熟して半透明のようになってくると、食べ頃となります。あけびの白い部分には小さな黒い種が多く、甘いのですが結構食べにくいです♪


(4)(5)(6)アケビ2,3,4

開花時期は４月で、淡い紫色をした小さな花をつけます♪雌雄同株で、花弁はなく、３枚の花弁のように見えるのは萼片です。久しぶりのアップで、数年逢っていませんでした♪


(7)アケビ5

紫色のバナナに様な花が雌花です。そして、縞縞模様の花が雄花です♪


(8)(9)(10)アケビ6,7,8

雄花のシマシマ、可愛いですね!


(11)アルメリア1

アルメリア･･･磯松（いそまつ）科ハマカンザシ属。別名は｢松葉簪（まつばかんざし）」、「浜簪（はまかんざし）」。凄くいい名前ですね♪


(12)(13)アルメリア2,3

ヨーロッパの海岸（特にイギリスに多い）の原産で、乾燥や塩分に強い。草丈はごく低く、長い茎を出して球状の花序をつけます。花の色は桃色、白、赤があるようです。細長い茎の先端に丸いボール状に花が咲き、かんざしのような個性的な姿が魅力ですね♪


(14)アルメリア4

常緑性で細長い葉がこんもりと密に茂り、その間から多数の花が次々と伸びて咲きます。まっすぐにのびた細い茎の先端に丸いピンクの花をたくさん咲かせま、一つの花のように見えますが、実は小花が中心から外に向かって開くのでくす玉のような花形に見えるのです。


(14)(16)オダマキ1,2

苧環（オダマキ）･･･金鳳花（きんぽうげ）科オダマキ属。オダマキの名前は、中心を空洞にして巻いた麻の糸玉「苧環」に花の形が似ているところから付けられました。花が開いた形と言うより、つぼみの形が苧環に近いと思います。花は5枚の萼(がく)と筒状の花びらからなっており、がくの後ろ側には距(きょ)が角のように突き出ています。
みなさんよくご存知の花ですので、チョット変わった撮り方をしましたので、距の部分は撮りませんでした　汗）


(17)(18)(19)カナメモチ1,2,3

要黐（カナメモチ）･･･バラ科　カナメモチ属。花の写真はありません　汗）関東以西の温暖な地域に生育する常緑の小高木で高さ５ｍになります。葉は長さ７～12cm。春の新葉は赤く、葉が成熟するにしたがって緑色となります。花は５月から６月にかけて咲き、和名は、葉が堅いことから金属的であるとの意味とおもわれます。また、新葉が赤いので、アカメモチとも呼ばれ、新春に目に鮮やかですね!垣根とて良く見られます。


(20)デショウジョウ1

もうひとつ、春に眩しい春の紅葉の紹介です！
出猩々（デショウジョウ）･･･カエデ科の植物です。一般的にカエデの葉は秋に色づくものですが、この木は春先の新緑の時期にこのような赤い葉がでるのが特徴です。


(21)(22)(23)デショウジョウ2,3,4

モミジの園芸品種で、春の芽吹きと、その後の新葉が実に鮮やかな紅色なので、庭木、盆栽として人気があります。


(24)デショウジョウ


D3s+AF-S MICRO 105mm f/2.8G ED VR　　　　　　　　　　　　　　　　2013.04.13　撮影　　　　　　　　　　　　　於：清水公園

モミジの花、桜と鐘楼、次郎坊延胡索、紫華鬘、唐茱萸、

(1)モミジの花1

連休もあっと言う間に終わっちゃいましたね!
楽しい思い出づくりは出来たでしょうか？


金乗院の寺領の一部の清水公園、寺境内との境は設けてありません。

小さなモミジの花が見守っている天気の良い日の課外授業でしょうか？


(2)桜と鐘楼1

静かな公園内と言うか、寺領内というか　にある桜と鐘楼


(3)(4)桜と鐘楼2,3

日本最大級のフィールドアスレチックの歓声もここまでは聞こえてこず、静寂の中に暫し身を置くことが出来ました。


(5)ジロボウエンゴサク1

次郎坊延胡索（ジロボウエンゴサク）･･･ケシ科キケマン属。何度か紹介してますが、花が可愛くて･･･またの紹介です♪　ケシ科ですので毒性がありますのでご注意を！
草丈１０～２０ｃｍほどの小型の多年草で、全体に繊細な印象があります。春に、長さ数ｃｍほどの花序を茎頂に出し、長さ２ｃｍほどの筒状の細長い花を数個から５～６個つけます。花色は淡紅紫色から青紫色です。

次郎坊はスミレ、ジロボウエンゴサクを次郎坊と紀州地方で呼び、延胡索は漢方薬名の日本語読みのようです！


(6)(7)(8)ジロボウエンゴサク2,3,4

筒の部分が白色を帯び、花冠は４裂し平開します。葉は、長さ７ｃｍ前後ですが、２回３出複葉（葉軸が三つに分かれその先にさらに三つの小葉をつける）で、小葉はさらに３裂するのが普通で、細かい裂け目はありません♪　地域絶滅が危惧されているようです。


(9)ジロボウエンゴサク5

↑の写真が一番良く葉っぱの状態が分りますね!　良く似た花に、「紫華鬘（ムラサキケマン）」と言う花があり、私も良く間違えます！↓　葉っぱで区別するのが一番です！


(10)ムラサキケマン1

紫華鬘（ムラサキケマン）･･･ 春、薄紅色の小さな筒状花を咲かせるケシ目ケマンソウ科キケマン属ムラサキケマン種の一年草です。小花は赤紫色の朝顔を萎んで小さくなったような筒状花ですが先端が濃紅色になっています。
葉は２、３回羽状で細かく裂けており、常緑なので緑の葉が冬でも見られます。残念ながら全草が有毒植物です。

次郎坊延胡索との違いは葉っぱが細かく裂けていることですね!花の数も次郎坊延胡索より多い気がします♪


(11)(12)(13)トウグミ1,2,3

唐茱萸（トウグミ）･･･茱萸（ぐみ）科グミ属。夏茱萸（ナツグミ）とそっくりで、唐茱萸（トウグミ）のほうの実が少し大きいくらいの差しか無い様で、区別は難しいようです♪


(14)トウグミ4

花は、その表面に付いた細かい斑点や、ラッパの先が急に拡がったような形に特徴がありますが、細かい斑点は写真では分りません　泣）花は淡黄色で、甘い香りがあります。
果実は、両端が丸い円筒形で、ナツグミよりもやや大きく長さ２ｃｍほどになります。初夏に赤く熟して食べられます。子供の頃に食べたのはどっちなんだろう？


(15)(16)フジ1,2

この時期、藤はまだ早かった！


(17)シャガと八重ヤマブキ1



D3s+AF-S MICRO 105mm f/2.8G ED VR　　　　　　　　　2013.04.10、04.13　撮影　　　　　　　　　　　於：花と緑の振興センター、清水公園

白花満作、匂い莢迷、大手毬、黒船躑躅、白山躑躅

(1)シロバナマンサク1

白花満作（シロバナマンサク）･･･マンサク科シロバナマンサク属。北米原産の落葉低木で、1～1,5mほどの大きさにしかなりません。「フォッサギラ マヨール モンテコーラ」の名札がありましたが、別名「白花満作」とありましたので、迷わず別名で検索です♪


(2)(3)(4)(5)シロバナマンサク2,3,4,5

白い雄しべの花糸が目立つ花穂を枝先に咲かせ、芳香を放ち、小さな楕円形の葉は秋には美しい橙黄色に紅葉します。マンサクの仲間で、白い花が咲くことから「シロバナマンサク・白花満作」と命名されました。


(6)(7)シロバナナンサク6,7

４月ころ芽吹きの前に花を咲かせます。白いブラシのような形で、甘く香る花を咲かせます。花のように見えるのは、じつは多数の雄しべで、花弁はありません。マンサクとは花姿があまり似ていません、むしろブラシノキは赤い花色ですが、これを白色にした感じです♪


(8)ニオイガマズミ1

匂い莢迷（ニオイガマズミ）･･･スイカズラ科ガマズミ属の落葉低木。原産地はヨーロッパで、樹高は２～４メートルくらいです。開花時期は４～５月で、葉の展開した後に花を咲かせます。


(9)(10)ニオイガマズミ2,3

枝先に散房花序（柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる）を出し、白い小さな花をたくさんつけます。花冠の筒部は短く、先で大きく５つに裂け、花はよい香りがします。


(11)(12)オオデマリ1,2

大手毬（オオデマリ）･･･吸葛（すいかずら）科ガマズミ属。開花時期は4月中旬で、まだ少し早く、花は緑色ですが、白い花を付けます♪紫陽花を白くしたような花で、紫陽花より１ヶ月ほど早く開花します。別名は「手鞠花（てテマリバナ）」。


(13)オオデマリ3

小手毬（コデマリ）と同属で大型のものと思ってしまいますが、科も属も全く異なります。小手毬（コデマリ）は離弁花のバラ科シモツケ属であるのに対して、大手毬（オオデマリ）は合弁花でスイカズラ科ガマズミ属です♪
ガマズミ属の藪手毬（ヤブデマリ）の花が総て装飾花に変わった園芸品種であると考えられています。


(14)(15)クロフネツツジ1,2

黒船躑躅（クロフネツツジ）･･･ツツジ科ツツジ属。江戸時代初期に朝鮮半島から持ち込まれ、その頃の外国船を黒船と呼んでいたことから名付けられたとされています。別名をカラツツジ（唐躑躅）とも言います。
葉の展開と同時に花を咲かせます。花径は６センチくらいと大きく、花冠は漏斗形で先が５つに裂け、花の色は淡い紅色で、上部の裂片の内側には赤い斑が入ります。雄しべは１０本です。


(17)クロフネツツジ3

華やかで上品な花が咲くことから”ツツジの女王”と呼ばれるそうです。大輪のツツジで、其の気品に満ちた薄桃色の花は、まさに「ツツジの女王」の名に相応しい姿です。４月に開花♪


(18)(19)シロヤマツツジ1,2

白山躑躅（シロヤマツツジ）････ツツジ科ツツジ属。北海道から種子島まで日本全国の浅い山に分布するヤマツツジのひとつ。さわやかな白いヤマツツジです。



D3s+AF-S MICRO 105mm f/2.8G ED VR　　　　　　　　　　　　2013.04.10　撮影　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　於：花と緑の振興センター

永源寺、御殿場桜、大明、福禄寿、宝珠、帆立、山桜、楊貴妃

(1)エイゲンジ1

さくらが好きな貴女へ！
今年は例年になく、長い間さくらを追いかけました。
季節は初夏を迎え、最後のさくらのアップとなりそうです。

永源寺（エイゲンジ）･･･滋賀県神崎郡永源寺町の永源寺境内にあった里桜です。開花時期は４月中旬と染井吉野の後に、葉が出てから、白い花が咲き出すのであまり派手さはありません。花径４、５センチの大輪で、白に近い淡い紅色の花が垂れて咲き、花弁数は７枚～１０枚くらいある八重咲きです。


(2)(3)エイゲンジ2,3

花弁には不規則なしわがあり、中心部が赤く、散り際に血脈が現れます♪　下垂気味の枝先に大輪の花を枝いっぱいに付ける美しい桜です。


(4)(5)(6)ゴテンバザクラ1,2,3

御殿場桜（ゴテンバザクラ）･･･静岡県の御殿場市や裾野市に古くからあったもので、マメザクラの系統の桜です。開花時期は４月の上旬で、葉の展開に先立ってかほぼ同時に花を咲かせます。蕾の色は紅色で、花径は２５～３５ミリくらいの一重の中輪です。花びらは５枚で、花びらの形は丸く先に切れ込みがあります。花の色は淡い紅色で、花びらの外側には濃い紅色が残り、散り際には花芯が赤味を帯びます。


(7)ダイミン1

大明（ダイミン）･･･サトザクラ系の園芸品種で開花時期は４月。葉の展開と同時に花を咲かせます。花弁は５～７枚で、円形です。花弁にはうねるような皺があり、先が切れ込むものが多いです。花の色は白ですが、花弁の先や外側は淡い紅色を帯びます。


(8)(9)ダイミン2,3

大きい花弁は、外側が淡紅色ですが、全体としては白色です。蕾はピンクで、開花すると花弁の先端が丸みを帯びている特徴があります。花びらが柔らかく内側に屈曲しており、八重のように見えます。


(10)ダイミン4

「鷲の尾」と言う桜と同種と言う説もあるようですが、別種として扱っている場合も多いようです。
埼玉県川口市から広まったおり、各地の試験、保存林で栽培されています。


(11)フクロクジュ1

福禄寿（フクロクジュ）･･･サトザクラの栽培品種で、明治時代に荒川堤から全国に広まったといわれています。花弁の縁が濃いピンク色でフリルのように波打ちボリューム満点の桜です。


(12)(13)フクロクジュ2,3

月中旬に咲く桜で、葉の展開に先立って花を付ける縁起のいい名前の桜です♪　花びらが一枚一枚波打っているのが特徴で、とても優美な桜です。


(14)(15)ホウシュ1,2

宝珠（ホウシュ）･･･カスミザクラ系の園芸品種で、もともとは新宿御苑にあったようです。霞桜（カスミザクラ）は北海道から四国にかけて分布し、山桜（ヤマザクラ）に似るがそれよりも標高の高い所に生えるとのこと。開花時期は４月の中旬から下旬で、葉が展葉すると同時に開花します。


(16)(17)ホウシュ3,4

花の色は淡い紅色で、八重咲きです。花径は４５ミリくらいの大輪♪


(18)(19)(20)ホタテ1,2,3

帆立（ホタテ）･･･オオシマザクラの交雑種です。花の真中に小さな花びら１～２個が直立した旗のような旗弁が本品種の特徴です。この旗弁が白い帆を立てたように見えることからの命名とのことです♪　大好きな帆立貝を連想してしまいました　笑）


(21)ホタテ4

花期は４月上旬です。『オオシマザクラ』の交雑種で、純白色の桜で、花弁枚数は５～７枚♪　小さな花びらはおしべが変化したもので、旗弁といい、美しい桜には結構見られるようです。匂いの強い桜だそうで「匂い桜」と言われる一種であるとのことですが、高くて鼻を近づけられませんでした　泣）


(22)(23)(24)ヤマザクラ1,2,3

山桜（ヤマザクラ）･･･本州・四国・九州に分布する落葉高木。幹の直径は１ｍを越えるまで生長し、サクラの仲間では巨樹となり、長寿な種です。ヤマザクラの花はソメイヨシノよりも少し早く咲く。花と同時に葉が展開し始め、新葉の色が赤みを帯びているので、独特の風情があります♪


(25)ヤマザクラ4

花は直径3～3.5cmで、総花柄は短く、2～3の無毛の花柄をだして花を咲かせます。萼筒は長い筒状で、萼片は全縁。雄しべは40本ほどで、花糸・花柱ともに無毛です。花の艶やかなソメイヨシノに比べ風雅のあるサクラであり、好む人も多いですね♪　チョット花期を過ぎてしまっているようです　汗）


(26)ヨウキヒ1

楊貴妃（ヨウキヒ）･･･昔、奈良地方にあった桜で、つぼみは濃紅色ですが、開花時には淡紅色となり、花色も優れて豊満なので、中国の楊貴妃を連想して世人が名付けたそうです♪ 奈良の興福寺にいた僧侶が庭に咲く桜をこよなく愛したことから、その桜を楊貴妃と呼ぶようになったと伝えられています。現在のものは東京の荒川堤で栽培されていたものから広まっています。


(27)(28)(29)ヨウキヒ2,3,4

花弁の色彩が濃く、枝一面に花をつける姿は、文字どおり楊貴妃の美姿を想像させますね！妖艶な桜で、桜と言うより大輪のバラって感じがしました♪


(30)(31)(32)ヨウキヒ5,6,7

花弁の先端に細かい切れこみがありますが分かりますか？　開花時期は４月中下旬で、つぼみは濃紅色ですが淡紅色に開花します。色感にも優れて八重の大きな花は、中国の代表的な美人を連想させて、この名前がつけられたといわれます。楊貴妃桜は遅咲きで葉が先に出てきます。蕾のうちはかなり濃い桃色をしていますが、 花が開くに連れて色が薄くなってくるようです。

たくさんのさくら！今シーズン最後のさくらのアップでした！
さくらの好きな貴女！楽しんでいただけたでしょうか？
また、逢えますよね♪

D3s+AF-S 70-200mm f/2.8G ED VRⅡ+N-AFD 2x TELEPLUS PRO 300 DG　　　　　　　　　　　　　2013.04.10　撮影　　　　　　　　　　　　　　　　　於：花と緑の振興センター　

桜草、花水木、群雀、赤花常盤万作

(1)(2)サクラソウ1,2

学校教材として作られたもののようです。動画の末に収録楽譜紹介しています！聞きながら見てくれたら嬉しいです♪

桜草（サクラソウ）･･･桜草（さくらそう）科サクラソウ属。日本の原野の湿地に自生するサクラソウの園芸品種で、江戸時代後期より伝わる伝統園芸植物です。冬から早春にかけて園芸店に並ぶプリムラと同じ仲間ですが、栽培されることの少ない植物です。「日本さくらそう」とも呼ばれています。


(3)サクラソウ3

「英語のプリムローズはギリシャ神話で花の女神、フローラ［この名が花の語源］の息子の名前、パラリソスから。パラリソスは美青年で、恋人の妖精、メリセルタに失恋したためにすっかりやつれ、ついには死んでしまった。母のフローラは、そんなわが子を不憫に思って、春一番に咲くさくら草の花の姿に変えたと言われています。」

「リスベスはやさしい少女、昔々ドイツの片田舎に病気の母と暮らしていた。母をなぐさめようと、野原にサクラソウを摘みに出かけた日のこと。花の妖精があらわれた。リスベスに不思議なことを教えてくれた。「サクラソウの咲いている道を行くとお城があるわ。門の鍵穴にサクラソウをさしこむと、扉が開きます。さあ、お行きなさい！」リスベスがお城に行くと…そこには花の妖精が待っていてくれた。たくさんの美しい宝物をリスベスにプレゼントしてくれた。リスベスは母にこの宝物を見せた。母はほほに赤みがさして、病気も治った。ドイツではこの花を「鍵の花」と呼んでいます。これはサクラソウが春を迎える鍵という隠喩でもあるんですね。」


(4)(5)(6)サクラソウ4,5,6

古くは全国に自生していたさくらそうですが、生育に適した場所が少なくなってしまいました。、わずかに埼玉県さいたま市の田島ヶ原に自生地があり、国の特別天然記念物に指定されています。昭和４６年に、埼玉県誕生１００年を記念して 「県の花」となりました。

日本で見ることができるサクラソウ科のサクラソウ属は２６種類あります。 そのうち１９種類が絶滅危惧種（レッドデータブックに記載）とされています。

機会がれば「桜草」の特集を組んでみたいと思います♪


(7)(8)ハナミズキ1,2

花水木（ハナミズキ）･･･ミズキ科ミズキ属の落葉高木。北アメリカ原産。別名、アメリカヤマボウシ。
先日紹介しましので詳しい説明は省きますね！
昔は植物園に植栽されている程度でしたが、近年はハナミズキとして広く庭園、街路樹などとして植栽されるようになってきました。アメリカの東部海岸からメキシコにかけて分布し、ワシントンのポトマック河畔に植栽されているソメイヨシノの返礼として日本にもたらされたことは有名ですね。


9()(10)ハナミズキ1-1,ハナミズキ2-1

ヤマボウシに似ていますが、ヤマボウシが展葉した後に花開くのに比べ、まず花を開く点、花弁のように見える総苞片の先端がくぼむことで容易に区別できます。紅色を帯びるものはベニバナハナミズキと呼ばれます。白花に比べてやや樹勢が弱く、生長に時間がかかるためか価格はより高価のようです♪


(11)(12)(13)ムレスズメ1,2,3

群雀（ムレスズメ）･･･マメ科ムレスズメ属。エニシダと似たマメ科の落葉低木で、根元から株立ち状に枝を伸 ばし、その枝は稜角があります。


(14)ムレスズメ4

その黄色の蝶形花は愛らしく、枝から下垂れる可愛い蝶形花は、始めは黄色いのですが、後に帯黄紅色と 成り、落花します。


(15)(16)(17)ムレスズメ5,5-1,6

開花時期は４月から５月で、長さが２５ミリから３０ミリくらいの黄色い蝶形をした花をたくさんつけます。その様子を雀が群れてるさまに見立てたのが名の由来です。

開花時期と撮影時が合わず、今年撮れたのは3年振りくらいなんです♪


(18)アカバナトキワマンサク1

赤花常盤満作（アカバントイワマアク）･･･マンサク科トキワマンサク属。
ひも状にねじれた花が咲くのが特色のマンサクの仲間のようですが、マンサクは落葉性で、本種は常緑性、属も異なります。常盤満作（トキワマンサク）は本来は白花(または淡黄色)ですが、その変種です♪


(9)(20)アカバナトキワマンサク2,3

花色は赤色で､鮮やかです｡トキワマンサクと同じく、ひも状にねじれた花が咲くのが特色です｡


今日からG.Wの後半連休ですが、みなさん楽しい連休をお過ごしくださいね!


D3s+AF-S MICRO 105mm f/2.8G ED VR　　　　　　　　　　　　　　　　　201304.10　撮影　　　　　　　　　　　　　　於：花と緑の振興センター

三葉土栗、雉筵、筍、台湾熊谷草、勿忘草

(1)(2)(3)ミツバツチグリ1,2,3

三葉土栗（ミツバツチグリ）･･･薔薇（ばら）科キジムシロ属。「土栗」という、地下茎が栗のように丸く食べられる草があり、その仲間で、かつ、葉が三つ葉であるところからこの名になったとのこと。

花期４～６月で、山野に生える高さ15～30cmの草で、花径は１.５～２cmほどです。ヘビイチゴは１つの茎に花が１つですが、ミツバツチグリは２～３個の花が咲きます♪


(4)ミツバツチグリ4

小葉は楕円形で鈍い鋸歯があり、次に紹介する「キジムシロ」の葉は５～９枚で、ミツバツチグリは名の通り３枚です♪　また、土栗（ツチグリ）の根茎は食べられますが、ミツバツチグリの根茎は食べれません♪
花は花径１０ミリから１５ミリくらいの黄色い五弁花をつけ、中心部には雄しべ、雌しべが多数あります。


(5)(6)キジムシロ1,2

雉筵（キジムシロ）･･･薔薇（ばら）科キジムシロ属。春にきれいな黄色の花を咲かせます。横に広がる地面近くの葉っぱの様子を、鳥の「雉（きじ）」が座る「むしろ」にたとえたようです。
花は１茎の先に散形状に多数つき、直径は（10）15～20㎜、黄色の5弁花です。山野に普通に見られる高さ５～３０㎝の多年草で、全体に粗い毛があります。葉は５～９個の小葉をもつ奇数羽状複葉です。
茎につく葉が３小葉のものも見られ、一見ミツバツチグリと間違いやすいのですが、下の葉の小葉の数が５個以上あればキジムシロです♪


(7)タケノコ　　(8)タイワンクマガイソウ

竹の子・筍（タケノコ）･･･イネ科タケ亜科タケの若芽を指し、日本や中国などで食材として利用されています。
タケノコとはご存知のとおり竹の芽の部分です。竹にはいくつかの種類がありますが、たけのことはすべての竹の芽の総称として使われています♪
竹は意外にもイネ科にあたり、温暖な地域に多く生えています。その種類も多く、７０種類ほどあるといわれていますが、食用にされているものは孟宗竹をはじめ、ほんの数種類です。春の味覚を代表する食材ですね♪

台湾熊谷草（タイワンクマガイソウ）･･･ラン科アツモリソウ属の多年草です。日本に自生する熊谷草（クマガイソウ）の近縁種で、草丈は２０センチから４０センチくらい。開花時期は４月から５月で、葉の間から花茎を出し、茎先に淡い桃色の花を１輪下向きにつけます。袋を下げたような花の大きさは１０センチくらいです♪
国内の熊谷草との見分け方は、台湾熊谷草の方が葉っぱの先端が尖っている事と側花弁・唇弁が白いとの事（熊谷草は葉が丸く、側花弁・唇弁が黄緑）


(9)ワスレナグサ1

勿忘草・忘れ名草（ワスレナグサ）･･･紫（むらさき）科ワスレナグサ属の多年草。
高さ約30センチで葉は長楕円形。5、6月ごろ、尾状に巻いた花穂を出し青色の5弁花を多数つけます♪


(10)(11)ワスレナグサ2,3

ヨーロッパの原産で、19世紀にパリでは恋人への贈り物にしたと言われています♪つぼみは桃色ですが，開花するとコバルト色になります。園芸品種には花の色がピンクのものや白いものもあります。


(12)(13)ワスレナグサ4,4-1

(14)(15)ワスレナグサ5,6

昔、恋人同士の騎士と乙女が、ドナウの川岸を散歩していた。
乙女は、川面を流れる一束の青い花をみつけ、それをほしがった。
恋人の願いをかなえようと、騎士はすぐに川に飛び込んだが、流れは思いのほか早く、青い花に手が届いたその時、騎士は急流にのみこまれてしまう。
重いよろいで体の自由がきかない騎士は、自分が助かる見込みがないことを悟り、最後の力を振り絞って恋人に花を投げながら「私を忘れないで！」と叫び、流れに吸い込まれてしまった・・・・。
乙女は騎士との約束を守り、生涯その花を髪に飾り続けたという。
フランスでは、友情をシンボルともされています。


(16)(17)(18)ワスレナグサ7,8,9

勿忘草(わすれなぐさ)色というと薄い青。同名の花の色から。名前の由来は諸説ありますがドイツに伝わる神話では、神様が全ての植物に名前を授けていたとき、一つだけ名付け残された花が必死に叫んだといいます。「神様、私を忘れないで！」「ではそれをあなたの名前にしよう」。Forget-me-not.


(19)ワスレナグサ9-1


D3s+AF-S MICRO 105mm f/2.8G ED VR　　　　　　　　　　　　　　　　　2013.04.12　撮影　　　　　　　　　　　　　　　於：向島百花園